LEDの会場は「撮影禁止」とあった。
参った。
正直言って、LED照明について系統的に勉強をしたことがない。
集光シリーズと拡散光シリーズがある程度しか知らない。
そして、いろんな照明を片っ端から撮影して回り、その写真を見て各位に判断してもらうしかないと考えていた。
それが、撮影禁止。
甘かった。
LED照明は未だ揺籃期で、撮影されて真似をされては困るのだろう。
見て回っていると、いろんな照明が目に飛び込んでくる。
しかし、脳裏に焼き付いてはくれない。
きちんとした仕分けが出来ない。
ライン照明、ダウンライト、ブラケット、シーリング、フットライト、コープライト、ハイパワー、カラーミックス、バックライト、リニアライト、ランプ、etc…
会場の広さは、建築・建材の2/3程度。
しかし、集まっている人の数は建築・建材展示会場の2倍くらいに感じた。
個々の照明を撮影するのはまずいのだろうが、一枚くらいは雰囲気を伝えるものがあっても良かろうと、良心の許可を得て撮影したのが上。
この他にも雰囲気を伝える写真は数枚撮影したが、公表は控えさせていただく。
そして、驚いたことには、台湾や中国、韓国などアジアのメーカーの展示ブースが予想以上に多かったという事実。
LED照明は、日本が独走しているのではないかと考えていた。
だが、どうやらそうではないらしい。
つまり、アジアにおいてもLED照明が普遍化してきているということなのだろう。
そして、台湾系のメーカーが、唯一 「撮影しても良いですよ」 と言ってくれたので撮影したのが下の写真。
この程度は、オープンだということだろう。
私を含めて、ビルダー諸氏はLED照明の勉強を急ぐ必要がある。
おそらく、消費者の方がいち早く情報を吸収しているはず。
そして、理論武装をしておかないと、やたらとダウンライトを施工させられ、2階の
音の問題でクレームの山を抱え込むことになりかねない。
照明屋さんは、そうした構造面や遮音のことはお構いなしでPRしている。
それに振り回され、クレームが発生してから慌てたのでは、遅い。
LED時代は、確実に始まっている。